本のつまみ食い
本を読むっていうと、最初のページから読み始めるのが当たり前、特に、完璧主義だったり、貧乏性だったりする人は、一語一句を逃すまいと必死で読んでしまったりするのではないでしょうか?
そういう読み方をしてしまう性分だと、本を読もうと思って買ったのに、なんだかおっくうになってしまって、手もつけずに机の隅に追いやられているなんてことありませんか?ええ、あなたですよ、あなた。
そう、そんなあなたにお勧めしたいのがこの本です。著者は「つまみ食い」的な読書を勧めています。おもしろくないなあと思ったら、読むのをやめてしまってもいい、そこから何か得ようとしなくてもいい・・・。
ああ、なんだか心が軽くなりますね。まあ、それで本当に「つまみ読み」をしなくたっていいと思うんですが、本を読もうとする最初の一歩が踏み出しやすくなる気がします。
ちなみに私の友達は。小説を結末から読むそうです。これは、私としてはあり得ません。ていうか、そこまでくるともう、尊敬の域に達しますよね。結末から知る勇気。プールサイドで足や腕に水をかけずにいきなり飛び込む勇気。うーん・・・。いろんな読書があるもんだ。
『不良のための読書術』 永江朗 著
筑摩書房 2000.5 4480035648
3F文庫新書コーナー 019||N 13||ち/文
(text:meganet)