『Back to basics : live and down under 』 Christina Aguilera
バンド、ダンサー、そしてアギレラ ― パフォーマーたちの表現力で魅せる最高のショウ!
派手な衣装や舞台装置でごまかさず、とことん人の力で魅せつける。けっして衣装や演出が地味なわけではないが、彼らのパフォーマンスがそれらを圧倒するのだ。特にアギレラの歌唱力!CDで聴くより断然ウマい!!独特のこぶし回しにも磨きがかかり、もはや貫禄さえ感じさせる。ポップかロックにカテゴライズされがちな彼女だが、ソウルでもいいんじゃないかと思うほどのド迫力!
肝心のライブ構成はというと、最新アルバム『Back to basics』を中心に『Stripped』の代表作や“What a girl wants”のアレンジもの、さらには“Lady Marmalade”の一人バージョンなんかも披露。一曲目の“ain't no other men”でいきなりテンションMAX状態にさせられ、そのまま最後まで突っ走る。これまでのライブも良かったが、今回のライブはライブというよりは上質なショウを見ているような完成度の高さ!どうやらアギレラは、このとき既に妊娠していた模様、ベイビーの力は偉大!?
(text:Hh)