「きぼう」宇宙へ
ついに「きぼう」が宇宙に旅立ちましたが、まだまだ宇宙に住む時代は来ないみたいですねぇ。
ところで僕の中では、「宇宙」とくれば「物理学」です。
物理学関連の書籍といえば「ご冗談でしょう、ファインマンさん」や「鏡の中の物理学」等が有名ですよね。
また、物理学者や数学者の特殊な頭の働かせ方は、よく小説などで取り上げられていたりします。例えば「笑わない数学者」や「僧正殺人事件」等。(あと映画化されたアレとか、TVドラマ化されたソレとか)
さて、今回紹介するのは「夜の物理学」(竹内薫著)という本です。
ナイトサイエンスという言葉があるらしい。直訳で「夜の物理学」。いかがわしいですね。
科学者だからって常に論理的であるわけではなく、中には思いつきや偶然、それに勘違いから端を発した学説ってのは結構あるらしいです。そうした学説はすぐさま「異端」のレッテルを張られたり、逆にスターダムにのしあがったり、と思ったらすぐに間違いであることが発覚したり、紆余曲折を経て結局定説になってたり。。。まあ、人間の考えることですからねぇ。それからこの本では、科学者の人間的な側面を紹介してて、それが結構泣けたりします。
「きぼう」が放たれた今、物理学に触れてなおしてみるってのもいいんじゃないでしょうか。
「夜の物理学」
竹内薫 著
インデックスコミュニケーションズ 出版
ISBN-10: 4757302983
「ご冗談でしょう、ファインマンさん」(上・下)
リチャード P. ファインマン 著
岩波書店 出版
ISBN-10: 4006030053(上)
ISBN-10: 4006030061(下)
情報館所蔵:3F閲覧室・一般図書 289||F 17||1
「鏡の中の物理学」
朝永 振一郎 著
講談社 出版
ISBN-10: 4061580310
「笑わない数学者」
森 博嗣 著
講談社 出版
ISBN-10: 4062646145
情報館所蔵:3F文庫新書コーナー・一般図書 913.6||Mo 45||講/文
「僧正殺人事件」
S・S・ヴァン・ダイン 著
東京創元社 出版
ISBN-10: 4488103049