『京都匠倶楽部』
伝統工芸、観光地、お土産etc・・・。京都のええもん紹介しますえぇ。
講談社から春と秋に発行されるムック『京都匠倶楽部』。観光シーズンに発行されるからといって、単なる観光ガイドだと思ってはいけない。もちろん観光ガイドとしても秀逸ではあるが、注目すべきはその名のとおり京都の伝統を支える匠たちとその技を毎号紹介している点だ。
京都の伝統工芸・産業といえば、織物や染物はたまた和菓子や漬物といったものがメジャーかもしれないが、そのほかにも(もしくはそれらに付随して)たくさんの職人技が存在する。例えば、京かるた、京提灯、和傘に桐たんす・・・、1200年の歴史のなかで培われてきたものは数多とある。
『京都匠倶楽部』は作品や職人さんの紹介はもちろん、“匠の技体験”コーナーで匠の技を垣間見たり、実際に作ったりできるお店も紹介。さらに巻末には伝統行事からコンサートまで一目でわかる“京都イベントスケジュール”を掲載するという親切設計。根っからの京都人にもお薦めのシリーズ。
『京都匠倶楽部』
京都市伝統産業課(財)京都伝統産業交流センター企画編集協力 2006-
情報館所蔵:3F伝統工芸・産業資料室 750.216||Ky 6
3F伝統工芸・産業資料室には、このほかにも伝統工芸・産業に関する資料がたくさんあります。
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