「太陽の塔」森見登美彦著
四条河原町交差点南東角にて決起せよ!
年の瀬も近づき、そろそろクリスマスですね。
「クリスマスだ〜?あんなの某清涼飲料水メーカーの宣伝じゃね〜か!」なんてお嘆きの(あるいは嘆く予定の)あなたにお薦めなのがこの本。
大学生活5年目の主人公たちが、妄想と歪んだ自尊心を胸に、主に京都市左京区を駆巡るこの物語。
物語に倣って、クリスマスイブに「ええじゃないか騒動」を巻き起こすのも一興かと。(残念ながら僕は参加できませんがね)
「哀しみの不規則配列」「砂漠の俺作戦」「宇宙遺産」「猫ラーメン」等の言葉にピンと来たら、是非一読を。ちなみに日本ファンタジーノベル大賞受賞作。
― 我々の日常の九〇パーセントは、頭の中で起こっている ―
『太陽の塔』
森見登美彦著 新潮社 2006.5 4101290512
情報館所蔵:3F文庫新書 913.6||Mo 54||新/文
(text:qd)