「共有空間の創造」 第1回 八巻真哉
目標は高く、腰は低くをモットーに!!
11/3,11/4
開館30周年を迎えた国立国際美術館で行われた記念シンポジウム「未完の過去──この30年の美術」を拝聴した。一昨年に開催された「野生の近代:再考──戦後日本美術史」(国立国際美術館発行の冊子を参考にして下さい)が大阪万博までの美術の流れの検討であり、今回はその後の30年の美術動向を、建畠館長により名づけられた「死後のレッスン」の元に、「アジア」「サブカルチャー」「ジェンダー」「国際展」「美術館」という5つのトピックによって討議されたものであった。僕の全体の感想としては余りに対象が広がりすぎてて…だったが、テーマごとの討議は興味深かった。その個々の内容に関しては、おそらく出版物として発行される(して!!)であろうし読んでください。
参加してた人間としては、パネリストの発言がどのように編集されるのかも楽しみである。浅田彰氏の冒頭の一言はちゃんと本に入ってるのかとか、南條史生さんと河本信治さんとの目を合わせずに繰り広げられるやりとり。石内都さんや加須屋明子さんの熱さや島敦彦さんの冷静になされる進行等、まぁ〜取り上げだしたら切りがない。
11/5
情報館で行われた企画「古橋悌二・12年目のメッセージ –How are you ? –」の一つであるHIV/エイズポスター展が始まった。(協力:APP)
11/10
またまた国立国際美術館に「John Cage –100th Anniversary Countdown Event 2007-2012–」を聴きに行こうと足を運んだが、すでに売り切れていた…。定員100名だったといえ、そんなに皆がJohn Cageを好きだったとは以外であった…。
気を取りなおして「金氏徹平 –Hole&All–」KODAMA GALLERY、「金村修 –My name is Shockhammer」Port Gallery T、「–I meet …–」海岸通ギャラリー・CASOを観に行った。「マイクロポップ」という概念(今回の作品が当てはまるかどうかは知らないが)、金氏徹平の作品は…僕には全く理解ができない。CASOでの今村源と森太三のコラボレーションは興味深く面白かった。
11/16
メディアセンターで行われたワークショップ「ニフンデジューブン」の上映会を観た。
学生の作品は色々の意味で面白い!!無知の素晴らしさであろう(良い意味ね、一応)。
11/18
「エイズと「私」をつなぐリアリティ」2007年度京都府エイズ等性感染症公開講座の第1回が行われた。1回目は「ダムタイプ『S/N(1994)』についての証言」。岩川洋成さんの『S/N』を見ながらの検証や鬼塚哲郎さん、松尾惠さん、小山田徹さんを交えてのトークセッションはとても興味深かった。が、始まる前の打ち合わせでのやり取りや発言、終わった後の食事や飲みでの皆さんの発言は書けない!!が、かんなりと面白かった、さすがや。
松尾さん、またまたおいしいラムを飲みに行きましょうね。
11/19
5日からのポスター展に続き、「古橋悌二・12年目のメッセージ –How are you ? –」から『S/N』(協力:ダムタイプ)の上映会が三週間にわたり始まった。この時の思いや感想、『S/N』への思いや感想は11/30、12/7に行った座談会の中でも述べたが、これからの僕自身の発言や行動でしっかりと表していきます。
そして何より、メディアセンターのスタッフ全員、図書のスタッフの方々に言葉にならないぐらいの感謝の気持ちでいっぱいであるのだが、言葉にしておきます。
「ありがとうございました、そしてこれからもよろしくお願いします!!」
11/27
本学の学長でもある島本さんキュレーションによる展覧会「small-ness」の搬入があった。12/1に行われたオープニングパーティーやその後の飲みでは、出品作家のオトグラフの井浦さんや大島さんとえらく熱く、長々と話し込んでしまった。又続きを是非!!
ほかの出品作家の榎木さんや寺田さん、芳木さんとはその時はあまり話せなかったが是非次の機会に色々と話してみたい。
11/30
前にも述べたが、「古橋悌二・12年目のメッセージ –How are you ? –」の一環である小山田徹さんとの座談会、12/7にはブブ・ド・ラ・マドレーヌさんとの座談会を行った。共に参加してくれた皆さん、協力してくれるスタッフに感謝です。ちなみに両方ともその後飲みに行ったのだが、メディアセンタースタッフの飲み会への参加率は実に素晴らしい!!これも感謝!!
座談会の内容は近々音声ファイルにて公開します。(予定)
12/1
日本語リテラシー部門の招聘型授業が行われた。講演をしてくれた哲学者の竹田青嗣さん、文芸評論家の加藤典洋さんのお話しは実にわかりやすく興味深かった。こういった講演会を拝聴しているとつくづく思う、運営の仕方や方法がいかに大切か…。
12/3
大学内にあるギャラリーフロールで行われていた企画展、「鏡」―微睡みと反射―The Mirrors : Comfortable Doze and Reflection を観た。この展覧会の感想やコメントはあえて差し控えさせていただきます、はいっ。
12/9
「エイズと「私」をつなぐリアリティ」2007年度京都府エイズ等性感染症公開講座の第2回が行われた。2回目は「市民はいかに社会にコミットするのか」この時も、もちろん講座内での大野聖子さん、雨森信さんや鍵田いずみさんやらの発言も興味深かったし、参加者からの質問もおもしろかった。が、やはり始まる前の打ち合わせでのやり取りや発言、終わった後の食事や飲みでの皆さんの発言は書きたい!!書けない!!が、面白かった。
この時、高谷桜子さんとお会いし話すことができ、僕の勝手な来年度からの催しの構想への協力をお願いした。快く協力に応じてくれて感謝です。紹介や話しの進め方等、様々に力を貸してくれる小山田さん、ブブさん、本当に有り難うございます。もっと楽しくしていきましょう!!
そしてまたまた何より、この日に配布する冊子「エイズと私をつなぐリアリティ」(部数に限りがありますが、希望者はメディアセンター八巻まで)が間に合って、本当に、本〜当〜に良かった。執筆者の皆さん、そして何より塩野さん、有り難う。
来月は、たまりにたまった展覧会の感想を中心に書いていきます。観に行く予定なので…。