情報大爆発

Pay Attention ! (「注目」にカネを払え!)

むろん誤訳です。それは中学生でもわかります。筆者の秋山氏がギャグとしてさらりと流しているくだり(誤訳は僕が付記)こそが、多少の曲解こそあれ本書の内容を凝縮しているように思えたので、アイストップ、まさにアテンションとしてリード文に利用させてもらいました。

ここ数年で指数関数的に情報流通量が急増してきた「情報過剰時代」において、いかにすれば消費者のアテンションを獲得できるかというヒントを、コミュニケーションのネットワークモデルや経済・経営・マーケティングの理論を引き合いに極めてわかりやすく惜しげもなく紹介しています。

秋山さんという方はウィットに富んだスマートな書き手です。ユーモアの塊のような方が軽妙洒脱に語られるそのことごとくに含蓄があり、情報館職員としてパブリシティに日々煩悶している身にはとても有意義な読書となりました。情報産業従事者のみならず広報の難しさを体感したことのある学生にもおススメします。広告代理店の雄、(株)電通の偉いさんにもなるとここまで頭がキレるものかと、ないものねだりで嘆息してしまいます。

・・・さぁて、どうやってこの「from KYOTO」の知名度を上げようかな。

(text:情是)

    fromKYOTO

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