平凡パンチの三島由紀夫
日本初のスーパースター! 三島由紀夫!?
「スーパースター」という言葉は、アンディ・ウォーホルが意識的に使ったことによって、世界中に広がったと言われる。日本上陸は1969年6月、『平凡パンチ』誌上で三島由紀夫の頭上に冠されてからである。その後は長嶋茂雄をはじめ、現在に至るまで数多くのスーパースターが日本にも登場するが、三島ほど「スーパースター」が似合う男は類をみない。作家だけにとどまらない多彩な才能、華麗な生き様と見事な死に様-。まさにスーパースター!彼を形容するのにこれ以上の言葉はない。
彼の精神と肉体が極みを目指した自決までの三年間、そこに何があったのか?『平凡パンチ』誌最後の三島番記者・椎根和が隠された素顔の一端を語る。
『平凡パンチの三島由紀夫』
椎根和著 新潮社 2007.3 978-4-103-04151-1
(情報館所蔵:910.268||Mi 53 3F一般図書)
(text:Hh)