情報館特別展示『京都圖案の伝統と冒険 芸艸堂』
薄暗い蔵に積み上げられた版木の山…。彼らはひっそりと、再び光を浴びる日を待っている。
明治24年(1891)の創業以来、版元芸艸堂が手がけた図案は、伊藤若冲、神坂雪佳、浅井忠など日本を代表する芸術家によるものである。それらの図案は明治、大正、昭和と、人々の心を魅了してやまなかったが、しかし決して過去の遺物ではない。
今回の企画展では、芸艸堂の出版物や活動、その仕事に焦点を当て、今もなお生き続ける京都図案の伝統をご紹介したい。江戸期より継承されてきた木版印刷だけでなく、石版画やコロタイプ画集といった新しいメディアへ挑戦し、今日もなお発展を続けている芸艸堂の歴史はすなわち、京都を中心として発信されてきた図案の歴史であり、京都の人々によって継承されてきた文化の歴史でもある。
会期:2009年11月16日(月)~12月19日(土)
時間:8:30-20:30(土曜‐18:00 日曜閉館)
会場:京都精華大学情報館
入場:無料
主催:京都精華大学情報館
監修:山田俊幸
協力:芸艸堂
デザイン:福山 賜
後援:大正イマジュリィ学会
ご好評にお応えして、 『小美術』 ボリュームアップいたしました 12/10(木)
関連イベント ※盛況のうちに終了いたしました。ありがとうございました。
ギャラリートーク&木版摺ワークショップ
日時:12月11日(金)17:00~
場所:情報館2Fコミュニティスペース
詳細はこちら
特別対談会『京都圖案と芸艸堂』
日時:2009年11月19日(木)18:00‐20:00
場所:京都精華大学情報館1階メディアセンターホール
対談者:早光照子(芸艸堂)、佐藤敬二(本学デザイン学部教授)
入場:無料 申込不要
お問い合わせ
京都精華大学情報館情報館課 担当:大坪
tel:075-702-5137 fax:075-723-1505
e-mail:ohtsubo@kyoto-seila.ac.jp