「Field-Works」:マルチメディア講演会

予約不要

料金：無料

講演要旨

藤幡氏の活動は、人とテクノロジーが向き合う現代社会の中で、常にメディア・アートを身近に、誰にでも理解できるレベルで提示することをコンセプトとして進められてきました。制作に向けられた視点はつねに「人」を意識し、技術を通して人間の能力の再認識を問う、言い換えればデジタル技術によって、アナログ的世界を再構築する作業です。Field-Worksは 1992年以来、新たな展開を見せているシリーズであり、GPS（Global Positioning System: 自分の位置を衛星によって知るシステムで、カーナビゲーションなどに使われている）を使ったメディア・アートプロジェクトです。講演では近作を中心に紹介していただく予定です。

プロフィール

藤幡 正樹（ふじはた　まさき）

東京都生まれ。東京芸術大学大学院修了。
80年代はCGアニメーションの制作、90年代は慶應義塾大学湘南藤沢校で教鞭を執るとともに、インタラクティブな作品を主に海外で発表してきた。
98年はドイツのZKMに滞在、著書に『アートとコンピュータ』『巻き戻された未来』等。

講演会風景