里山を写す、語る、考える:マルチメディア講演会

講演:今森 光彦(写真家)
日時:2001年5月29日(火)17:00〜18:30
会場:京都精華大学黎明館L-101教室

聞き手: 小椋 純一・ 嘉田 由紀子(本学人文学部環境社会学科教員)

入場無料・予約不要

講演要旨

メディアのマルチ化と融合化への流れは、日本では1960年代後半に話題となったインターメディアに端を発している。そこでは既成の芸術概念と枠組みが疑われ、境界の拡張と越境による芸術の変容が進められた。
メディアの異種交配と複数情報の同時展開は、ノン・リニアでハイブリッドな表現に扉を開いたのである。 そのことが意味したものは何か。その試行錯誤で提起された問題を、具体的に示しながら現在との関連で振り返ってみたい。

プロフィール

今森 光彦(いまもり・みつひこ)

1954年滋賀県大津市生まれ。写真家。1980年より作家活動をはじめる。大津市近郊にアトリエをもち、そこを拠点に人里に生きる昆虫とそれにかかわるすべての自然を追う。一方、世界各地の辺境を訪れ、生命からみた自然の生態系の表現にとりくんでいる。独自の映像表現とすぐれた記録性をもつ写真は、フランス、ドイツ、イギリスなど世界の国々で紹介されている。
出版書籍数は30をこえるが代表的作品に、『今森光彦・昆虫記』(福音館書店)、『スカラベ』(平凡社)、『今森光彦・世界昆虫記』(福音館書店)がある。木村伊兵衛賞、毎日出版文化賞、産経児童出版文化賞など受賞も多数。


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