内省的メディアとしてのビデオ〜電子メディア時代の視覚文化についての省察〜:マルチメディア講演会
講演:イヴォンヌ・シュピールマン(ブラウンシュヴァイク芸術大学視覚メディア専攻教授)
日時:2005年12月6日(火)16:30〜18:30
会場:京都精華大学情報館1階 メディアセンター大ホール
日時:2005年12月6日(火)16:30〜18:30
会場:京都精華大学情報館1階 メディアセンター大ホール
入場無料・申込不要
講演要旨
メディア・イメージを量産する<テレビ>と電子メディアである<ビデオ>とを関係づける、ビデオにおけるメディアを省察(メディア・リフレキシビティ)する技法について解説します。
移ろいやすい社会的・経済的・法的・組織的な枠組の中で機器の配置とその利用を通じて決定される「メディアの構造」の問題。メディア言語によって実際上、 ビデオでどのように美的表現を行うかという「イメージの構築」の問題。この両者の関係に介入することで、「メディア・リフレキシビティ」をメディア ・イ メージの表象に対する批判的な視座として論じます。
プロフィール
イヴォンヌ・シュピールマン
1982 年、J.W.ゲーテ大学にて修士号取得。翌年より、ベルリン自由大学で教職のキャリアを開始する。1989年、ハノーバー大学人文社会学部博士課程修了後 は、ドイツ国内数ヶ所の教育機関での教員を経て、2001年より、ブラウンシュヴァイク芸術大学視覚メディア専攻教授に就任。
専門はメディア理論・メディア史。研究テーマは、映画、テレビ、ビデオ、ファインアート、パフォーミングアート、20世紀前衛芸術、ジェンダー、など多岐にわたる。著書・論文、多数。
イヴォンヌ・シュピールマンHP
http://www.yvonne-spielmann.com/