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『憂鬱と官能を教えた学校 』

『憂鬱と官能を教えた学校 』

AMAZON: 『憂鬱と官能を教えた学校 』

5月12日から情報館3Fのスペースtatamiで20世紀の音楽様式という企画展示があります。

ということで、それに関連のあるようなないような1冊をご紹介。その名も、「憂鬱と官能を教えた学校 : 「バークリー・メソッド」によって俯瞰される20世紀商業音楽史」です。

バークリーメソッドってのは、この和音が気持ちいいとか悪いとか、この伴奏にはこのメロディーをのせればいい感じだとか、そういう音楽的な効果を定型化して、半ば強引に(?)系統立てている音楽理論のことです。

この本は、菊地成孔さん(そうそう、この人と私の初めての出会いは大学生の頃。P-hour01だった。P-hourって精華大学主催のイベントですよ。もう終わっちゃったみたいだけど。て、みんな知ってるか。情報館カウンターにDCPRGのTシャツを着ているやつがいたらそれは私です)の講義録です。

授業中に流した参考音源や弾いたコードは全て掲載されているので、キーボードを片手に、正面にはパソコンを置き、実際に音を出しながら読み進めることをお勧めします。よっぽど好奇心がない限り、ちょっとでも音楽をかじってない人は読むのがキツいかもしれません。

でも、はまると楽しい!何がいいって、話し言葉で書かれてるのがいいし、菊地さんがぶっちゃけてるのがいい。そもそも、この本はバークリーメソッド万歳!が言いたいのではなくて、むしろそこに疑問を投げかけることが目的とされているわけだから当然と言えば当然なんだけど。結論だけが羅列されるより、だいぶ理解しやすいです。

で、私はこの本の何が勧めたいのかと、
言いますと、
まあ、理論を読み進めるのが楽しいのはもちろんなのですが、

最終章の菊地さんの言葉に感動します。

理論とかいいから、その最終章だけでも読んで。
音楽してる人はもちろん、
なんか、仕事とかで行き詰まってる人。

何が書いてあるかはここには書かないから。

『憂鬱と官能を教えた学校 :「バークリー・メソッド」によって俯瞰される20世紀商業音楽史』
菊地成孔, 大谷能生著
東京 : 河出書房新社, 2004.9
情報館所蔵 3F閲覧室 一般図書 761||Ki 24 00169640

(text:meganet)

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