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本棚を覗けばその人がわかる

・・・とはよく言いますが、15人のクリエイターの本棚を覗き見した本。
穂村弘(歌人)、角田光代(作家)、長崎訓子(イラストレーター)、喜国雅彦(漫画家)、金原瑞人(翻訳家)、川上未映子(文筆歌手)、桜庭一樹(作家)ほか・・・・・・なかなか旬な顔ぶれじゃないでしょうか。

お宅にお邪魔して本棚の写真を数枚、さらにインタビューでそれぞれの書棚の整理術や読書遍歴、本へのこだわりなど語ってもらいます。

角川ミステリー文庫や講談社ノベルズ等種類ごとに整理している人、むやみにCD率が高くて一緒に『音楽の二十世紀』とか『今日の演奏と演奏家』なんて本を並べている人(注:作家)、古本屋で買い集めた昔の少年向け探偵小説をずらりと飾っている(としか見えない)人・・・。

本の手前の空きスペースに置くのはイラストかフィギュアかモデルガンか、はたまた隙間という隙間に本を詰め込むか(私はこのタイプ)。

『氷の城』は冬に読む本と決めている(だから1、2年冬を持ち越してしまっている)だの、『ふぐ調理師入門』とかにグッとくる、だの、書棚は見た目重視、カバーがない本は同じ本を持っている人にカラーコピーさせてもらったり、パソコンで自作したり、という人だの・・・いやあさすが。

写真は書棚の中の本のタイトルがしっかり読めるぐらいアップで撮られているので、まじまじ見てしまいます。この中からあの作品が。・・・・・・?とか。

電車の待ち時間やお茶を淹れている間などにちょうどいい軽い内容。これを読むと他の読書本にも手を伸ばしてみたくなります。誰かの読書遍歴を語った本って書評よりも砕けていて個人的なこだわりなんかが見え隠れして楽しい。読書って難しく考えなくていいんだなって思えるので、本というものに構えてしまう人にも結構お薦めです。

それにしても言われてみれば、家の書棚って独自の分類法がありますよね!?

『本棚』
ヒヨコ舎編 アスペクト 2008.1刊
ISBN:9784757214385


『桜庭一樹読書日記 : 少年になり、本を買うのだ。』
桜庭一樹著
東京創元社 2007.8
ISBN:9784488023959

先日直木賞を受賞した作家の、本ばかり読んでる日々を綴った日記エッセイ。
出版社のWebサイトで連載されていたものをまとめたもの。
彼女の感受性にずきずきする。
読んだ本の情報もしっかり入ってます。


『本に読まれて』
須賀敦子著 中央公論社, 1998.
情報館所蔵:3F閲覧室 019||Su 21

著者はカルヴィーノやアントニオ・タブッキの翻訳で知られるイタリア文学者。
優れたエッセイストでもあり、端正で凛とした文が気持ちいい。すっと背筋が伸びる感じ。

(text: snowy)

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